<笑う猫と冒険日記>

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『続巷説百物語』 京極夏彦/角川文庫
続巷説百物語
続巷説百物語
京極 夏彦

『巷説百物語』の続編。
‘考え物の先生’の山岡百介が出会った、「仕掛け」を行う裏稼業の人物たち。

世間的にはあやかしによるものでも、裏で「仕掛け」が行われてる、という展開は
最初の『巷説百物語』では、あまり好きになれなかった。
‘表’で見える世界の方が面白く感じたからだろう。

今回は主要人物たちの生い立ちの一部が明らかになったり、6編の短編が
それぞれ一応完結しつつも、一部次へ引き継がれていく問題もあり、
そのせいか面白かった。
前にはただの怪しい変な人たちだったのが、人間味を感じられたからかな。
「仕掛け」が判るのも、今回はどうなってるんだろうと楽しめた。

どれも悲しさが付きまとうのだけど、5編目までは面白く読める。
が、最後の短編が、どうしてこうならなきゃいけないのか判らず、ひたすらに悲しい。
↓ネタバレ
6編目でいきなり6年経ってるので、そこを読んだ時点で展開にやな予感は
するのだけど、この終わり方は結構残念。
やっと面白くなってきたところなのに〜という感じ。
しかも治平さんが死んだとあっさり書かれてるのも何とも・・・。

このあとの『後巷説百物語』は、文庫になるまで待つのだけど、あらすじでは
山岡百介は老人で思い出話調の様子だし、それは淋しいなぁ・・・。
| ■BOOK | 20:13 | comments(0) | trackbacks(2) | |
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