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    『天使猫のいる部屋』薄井ゆうじ/ハルキ文庫

    • 2004.05.24 Monday
    • 17:48
    天使猫のいる部屋
    天使猫のいる部屋
    薄井 ゆうじ

    主人公の‘僕’はコンピュータグラフィックの賞で大賞をとり、その受賞会場で
    ある女性から「主人の依頼で、猫の手を作って欲しい」と云われる。
    CGで作り、それを猫の手と同じように動くように、爪も出し入れでき、
    時間と共に爪が伸びる、爪とぎをすれば少し爪が削れる・・・思いつく限りの
    実際の猫と同じようになるような猫の手を。猫の種類は、黒猫。

    依頼を受け、試作の後で猫の手のオッケーが出た後、猫の耳を依頼される。
    思ったより難航した耳のCGのために、主人公は黒猫を飼う。名前をスス。
    耳の次はしっぽ・・・。
    猫の部分部分を製作していくうちに、依頼者に会うことを希望する。
    依頼者のサムは、過去に爆発的にヒットしたゲームを作り、
    突然業界から姿を消したプログラマだった。
    彼は‘僕’が作った猫の部分をつなぎあわせ、1匹の猫を作ろうとしていた。

    コンピュータの中で飼われる‘電子猫’としてペットショップで売り出され
    別名‘天使猫’と呼ばれて大ヒットするのだけれど・・・。


    ‘猫’が出てくる本として買った本。著者名初めて聞いた(^^;)

    ヴァーチャルペットが出るよりも早く、1991年に書かれたもので、つまり
    たまごっちより先に書かれてる。
    なので、今読むと‘電子猫’って名前もなんだかなーとか、中で使ってる
    記録媒体もフロッピディスクだったりするのが古い感じはするんだけど、
    1991年に読んだら斬新だったかも。
    それに、この本にあるほどのヴァーチャルペットはまだできてないと思う。
    できるけど作らないのかもしれないけど。

    途中まで凄く面白く読み進むんだけど、途中からこの話ってどう進むつもりなのか
    判らなくなる。読み終えても判らなかったりする。
    ミステリでもないし、ホラーでもないし、サスペンスでもない。
    でも、もうちょっと‘面白く’できたら、この本って売れたんじゃないかなぁと思う。
    1991年に書かれて、2000年にやっと文庫で出たようなので、そんな売れた
    本じゃなさげなので・・・。
    読み終えた最初の感想は、「女の方が強い」かな(笑)
    最後の50ページくらいがもっと面白かったら人にも薦めるけど、そこが個人的に
    微妙なので、人それぞれだけどあんまりお勧めできないかなぁ。

    続きはネタバレです。一応白文字で書いてあります。
    ↓ネタバレ↓
    ヴァーチャルペットとして電子猫が売り出されたあと、
    猫が死ぬことで苦情が殺到するんだけど・・・。
    文章が作っている側からの記述のせいか、自分が猫と暮らしてるせいか
    猫が死ぬのは当たり前だろう、と思っちゃう。
    でもヴァーチャルペットとしてこの電子猫を買って、老衰で死んだ時に
    自分が納得できるかというと・・・納得できないかもしれない。
    だけどそれはそれでおかしいような気もする。
    何を持って‘生きている’って云うのか。
    死んだ後にリセットして生き返らせることができないことを怒ったら、
    結局それを本気で可愛がっていなかったようにも思えるし・・・。
    だって生きてることと死ぬことはつながってるんだし・・・。
    サムが作りたかったのは、そういう猫だったんだから。

    たまごっちを育ててた時、凄く頻繁にご飯あげたりうんちを掃除したり
    それがうるさくて面倒くさいなーと思ったけど、よく考えてみたら、
    猫の赤ちゃんと同じなんだと、やっと気がついた。
    たまごから産まれて、最初は赤ちゃんなんだから、そりゃピーピー云うし
    世話だって大変で当たり前だったんだ。

    サムがコンピュータの中にいるのが判った時、それがどうなって行くのか
    そこがもっと面白くできたら、この本売れたんじゃないの?と思った。
    もうちょっとサムとコミュニケーションを取って、コンピュータの中の
    サムがいるうちに、場所をつきとめて2人で行って欲しかった。
    柏が育ててる赤ちゃんのサムも、それだけじゃ何だか物足りない。
    ログハウスにスシヤだけじゃなくて、誰かいてくれる方がよかったなー。

    前半の、猫を作って売り出して、サムが突然死んで、そのサムが
    コンピュータの中にいる・・・!という勢いが最後につながってかない感じ。

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